宮川学園 7 「あーあ…朝から災難だぜ…。何か授業受ける気なくなった」 咲哉はまだ少しイライラしているのか顔が若干歪んでいた。 そして徐に立ち上がり、 「1時間目、サボるわ。どーせ自習だろ?」 「あぁそうだけど…マジか?」 1時間目だけな…といって咲哉は何処かに言ってしまった。 それを見ていた凪は笑いながらこういう 「ありゃ重症だな(笑)多分あいつなら屋上か、温室だろうな。まぁ1時間目だけなら大丈夫っしょ」 「ならいいんだけどね…。」 「…咲哉の分のノート………」 来莉がそういってにっこりと笑った こういう時には来莉はかなり気配りが聞く そしてチャイムもなり、1時間目が始まる知らせだ。 三人はそれぞれの席につき、授業に取り組んだ。 しかし、彼等はまだ気がついていない。 あの時咲哉をサボらせなければ…と思うのが [*前へ] [戻る] |