宮川学園 7 「嘘だっての はぁ…じゃ行くか」 「あぁ、あんま行きたくないんだけどな。実際は」 陸はため息をつきながら、咲哉はめんどくさそうにいう。 「もう俺は諦めたよ?あんな奴らに何言ってもわかんないと思うから?ねぇー来莉…」 さっきまで明るかった凪ですら苦笑いである そして凪はポケットに入ってあった伊達眼鏡を付けた。 「うん…行きたくないよ…また五月蝿いし」 普段はかなり無口の来莉。なので周りの三人以外とは何も話せなくなるのである。 ……しかし…… 「さぁ!もう行こう!ねっ?」 陸の一言で三人は頷く。 今日も彼等の普通と言いたい日常が待っているのである [*前へ] [戻る] |