宮川学園
４
「実は…俺らが中等部２年の時にさぁ、大企業の子供が宮川学園に来たんだよね…。
で、そこ子供がさ…まぁ咲哉にやたらと懐いちゃったわけでさ」
「………それで、…その子の親が…咲哉を…家まで、連れていく……って……なった、んだよね……？」
「そうだよー？
で、結局３時間位話し相手になってくれって言われてさぁ。その場で何とか解決したって感じの事件があったんだよね」
それを聞いた陸はポカーンとマヌケな顔になる
聞いていた咲哉もバツが悪そうな顔をする
またそれが大企業の子供と言うことが面倒くさい事の原因でもあったんだろう。
「咲哉…ドンマイだな」
「んな、死んだ魚みたいな目で同情すんなや。」
「してねーわ！そんな顔。てか死んだ魚って例え…何かやだ」
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