宮川学園
20
「あぁ、そうしてくれ…。因みにその子、クラスは2-Aだから」
「わかってますよ、そんくらい。こいつが爆睡してる時にその資料見ましたし」
時雨はそういうと、そのまま風紀委員会室を出ようとする
矢木がふと思い出したかの様に二人にこう言った。
「首のはちゃんと隠すんだよ?後から色々と面倒だから…ね?」
「………………………………チッ」
そう言われてしまい咲哉はカァー…と顔が赤くなる
時雨も舌打ちをするとすぐにドアを開けて出て行ってしまった。
――風紀委員会室では…
「あーぁ。矢木先輩いいんですか?瑛都かなりキレてますけど」
「あれぐらいなら大丈夫だろう…。それにしても驚きだな、まさかあの瑛都が一目惚れだろ?」
矢木は笑いながらコーヒーに口をつける
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