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宮川学園
18



「まぁ、そんな顔しなくてもいいだろ。それと…彼を下ろさなくてもいいのかい?」


矢木はそう時雨に聞くと、時雨はしれっとした表情でいた
咲哉自身はさっさと下ろしてもらいたい…。


「別に、こいつ軽いんで」


「普通に考えて下ろせ…!」



咲哉がそういうとようやく諦めたのか、時雨はその場に咲哉を下ろした

すると目の前にいた矢木先輩が咲哉に向かいこういう。


「うちの時雨が何かしたようだね…。」



「…はぁ。まぁ、そうかもしれないですけど…」


流石に先輩ともなるといつもの様にタメ口と言うわけにもいかない、そして…


――実はキスされました!


何て事は恥ずかし過ぎて言えたもんじゃない。



「…まぁでも、君も屋上でサボって寝てたんだからこれからは色々と気をつけるようにね。特に君みたいな子は…ね?」




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