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宮川学園
16



そのドアを躊躇いもなく時雨は開けた
するとそこには……他の風紀委員のメンバーがいた。


ドアを開けた瞬間に視線が全て集まった。
すると栗色の髪をした生徒が血相を変えて時雨の近くに来た。
勿論、この生徒もやたらと顔は整っていた。



「ちょっと瑛都!人一人連れて来るだけなのに遅すぎじゃない!?」



「うるせぇよ、由岐-ユキ-。ちゃんと連れて来たんだからごちゃごちゃ言うなや」



由岐と呼ばれていたその生徒はイラついた顔をしながら時雨にそういう。
すると由岐という生徒が俺の顔をジッと見てきた。


(…はぁ、またどうせ平凡呼ばわりされてスルーされて終わりだな。)



クラスの奴らや周りの奴らとまた同じ様に言われると思い、咲哉ははぁ…とため息をつく。




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あきゅろす。
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