宮川学園
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来莉はふと周りを見回すと、見たことがある人がいた。
「あれ?君、食堂にいた……」
「………あっ……風紀委員の……」
「俺、中本……梓。俺も二年だから敬語いらないから」
中本はそうにっこりと笑いながら来莉にいう
来莉もそう言われたので思わず笑う
「………相馬来莉。来莉って呼んで………?」
「わかった、俺の事は……梓でいいよ。あれ?……来莉もじゃあ100m出るんだ」
「……うん……何か出てくれっ……て」
来莉がそういうと梓も納得した表情でいう
何だか不安そうな来莉を梓は優しく撫でた
「大丈夫だって。選ばれるぐらい来莉は足が早いんだろう?なら良くないか?」
「…そう、なのかな……?」
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