空のいろ
絵の中の兵士
ある偉大な画家の絵が私たちに訴える
｢痛いんだ｣
｢怖いんだ｣
｢辛いんだ｣
絵の中の兵士が口にする
敵も味方も人間なんだ
誰もが戦争なんてしたくない
兵士たちは恐怖で戦っているのだろう
兵士の苦痛の声が聞こえる
声にならない叫び声が聞こえる
ここはなんて残酷な世界なんだ
身体には傷を負い
精神もずたずたで
恐怖で顔が崩れ
辺りには赤い世界が広がっていく…
戦争のどこが良いのだ？
勝っても心に一生消えない悲惨な光景が残るだけだろう？
ある偉大な画家の心が叫んでる
何世紀もの間人々に訴えかけてきた
戦争の残酷さを
無意味さを
だけど世界は何も変わっていない
戦争は未だに存在するのだから…
だけど人々の気持ちは変わっていない
戦争のない平和な世界を望んでる
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