[携帯モード] [URL送信]

[前]雲色の願い
2



「青葉、なんで遅れたの」


青葉は頭を押さえながら、那穂って呼ばなきゃ嫌ぁ!!なんて我が儘を言い出した。


僕は眉間に皺を寄せながらも、…那穂、と呼んだ。

そう言えば、素直になんでも言う事を聞く。
青葉は満面の笑みを浮かべ、答え始めた。


「えーと、今日は朝の12時に起きてー…ぬぼーと朝ご飯食べて…ポケーと登校して来ました♪」



…草壁の報告が遅れたのは、青葉が来てから報告に来たからか…


「青葉」

「…那穂だってばー」

「…那穂」

「何、きょーちゃん?」


12時は朝と言うより昼だ。そして起きてからの行動が遅い。テキパキ動きなよ」



ほーい、と気の抜けるような返事をしてきた…那穂(もう面倒だからね)。

イラッとしたので、もう一発ハリセンで叩いてやった。


「うをぉお!!恭ちゃんの意地悪ー!!
でもそんなトコが好「「言わせないよ/ぞ」」」




…。







(草壁と)

(ハモった)

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!