[前]雲色の願い
4
「ヒバリがそんな簡単に言うわけ
「雲雀恭樺…」
……は」
「ハハッ
ヒバリが素直なのな」
獄寺隼人に山本武…
失礼過ぎだよ君達。
「じゃあ恭樺ちゃんですね♪」
(ハル何言ってんの────!!!?)
…沢田綱吉の思考が手にとるようにわかる…
那穂みたいな娘は僕の手を掴んで離さない。
そろそろ戻りたいんだけど…
「ハルは三浦ハルって言うんです!ハルって呼んで下さいね、恭樺ちゃん」
「……わかった」
(嘘────!!)
(マジでか!?)
(素直は良い事なのな♪)
(山本天然過ぎるよ!?)
わかった、とでも言わないと離さなそうな手。
予想通りそう言えば手を解放してくれた。
「じゃあ僕は帰るよ
…またね、赤ん坊に草食動物達」
窓からバッと飛び降りる。
ハルは手を振って、また会いましょうね〜、と大声で言った。
*
バイクに乗って、並中までの間に携帯がなった。
なんだ?とディスプレイを見れば
゙リボーン゙の文字。
(ブチッと切った)
(…勝手にアドレス入れないでくれるかな)
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