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[前]雲色の願い
騒がしい…



「…騒がしいな」

「しょうがないよ、体育祭だもん」


僕は那穂と応接室で仕事をしていた。
その静かな空間に、窓の外から騒がしい声が入ってきたのだ。


「那穂、黙らせてきて」

「私、非戦闘員だからー。てか恭が自分で行きなよー」

「…群れたくない」

「じゃあ我慢するしかないよー」

「…ハァ」



またカリカリとペンを進めていった。
少しして、窓の外を見た。


「…」



目に止まったのは、先日応接室を荒らしていった
沢田綱吉とその仲間達。

そう言えば最近
沢田綱吉の周りに、獄寺隼人・山本武・笹川了平がよく群れていたな。

笹川了平は先輩後輩関係なく仲良く出来ている。そう言う所は笹川京子に似ているのかもしれない。


ぼーっと外を眺めていると
那穂が声をかけてきた。


「きょーちゃん、体育祭出たいの!?」

「…そんなわけな」

いでしょ、と言おうと思ったが

…少し、楽しいかもしれない、と思ってしまった。


僕は僕だから。
思うままに生きれば良い。

…よし。




「お昼食べたら…
行こうか」







(ネコ耳ブルマで!!)

(却下。ソレ何処の知識?)

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