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[前]雲色の願い
4



二人にはそういう攻撃をしたからね、と言えば沢田綱吉は驚いた。


「ゆっくりしていきなよ
…二人は大丈夫だから」



「えっ…?」


彼、いや彼女は少し微笑みながら言った。

…ドキ、ン…

(!)


…恐怖とは別に、鼓動が早くなった。
オレは、この鼓動の意味が
まだわからなかった。




「…?」


沢田綱吉は僕を見たまま固まってしまった。
僕、何かした?(…充分したけど)

その時、トッと小さな足音がした。


「…誰?」



窓を見れば、小さな赤ん坊が座っていた。



「オレはリボーン、コイツの家庭教師だぞ」

「…彼をここに寄越したのは、君?」


そうだぞ、と赤ん坊は言った。
僕は赤ん坊に向かって、トンファーを振った。


キィンッ


「…ワオ」


十手で僕のトンファーを止めた赤ん坊。

「やっぱおもしれーな、雲雀恭樺」

「…面白くなくていいよ」

「そう言うな」


赤ん坊はニッと笑顔になった。
だが
そろそろおひらきだぞ、と爆弾を残し
応接室から消えた。






(…後片付け)

(草壁と那穂とやるか…)

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