[前]夜空舞う、銀の蝶
6
「ああ。オレがイタリアから呼んだ、ファミリーの一員だ」
「じゃあ、こいつマフィアなのか!?」
オレも会うのは初めてだけどな、とリボーンは言った。
「あんたが9代目が最も信頼する殺し屋
リボーンか」
…リボーンって、凄いんだな…
と、改めて実感した。
9代目に信頼される。
物凄く名誉な事だ。
私がそんな事を考えていると、隼人君が物騒な発言をした。
「沢田を殺れば
オレが10代目内定だというのは本当だろうな」
「!」
「はぁ!?何言って…」
…リボーンが冗談?有り得ない…って、事は…
「ああ、本当だぞ
んじゃ殺し再開な」
軽いノリで殺しとか言うな!!
…ツナが必死に講義しているが、無駄。意味がなかった。
「ちがうぞ
戦えって言ってんだ」
は!?と驚いたツナは、
マフィアと戦うなんてやだ
と言わんばかりに走り出した。
…だが、
「まちな」
「うわぁ!!!」
ザンッとツナの前に隼人君が立ちはだかる。
隼人君は口いっぱいに煙草を吸い、両手にダイナマイトを持った。
(い゙っ)
(ヤバいっ…)
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