[前]夜空舞う、銀の蝶
3
「3時間早くきちまったが特別にみてやるぞ」
「ボク…どこの子?」
「ん?オレは家庭教師のリボーン」
リボーンがそう言えば、
ツナは吹き出し、奈々さんは青褪めていた。
「うさんくさい広告の主がどんなやつかと思ったら
この赤ん坊!?」
アハハハと笑っているツナ。
…リボーンをなめては、絶対に、いけないのだ。
二人のやり取りを暫く見て、リボーンがツナに蹴りを入れた時
奈々さんを部屋から出した。
「お前…蝶か?」
いきなり声をかけられた。
誰…いや、リボーンしか有り得ない。
「はい」
そう言えば、そうか、とリボーンはニヒルな笑いを浮かべた。
「何だったんだ…」
「スピーッ」
ツナが起きた。リボーンが寝てれば起こそうとし、返り討ちにあっている。
「いっで──っ
なんだこのガキー!!!」
「ツナ、大丈夫?」
ゴロゴロと転がるツナに近付いて、背中を擦った。
「オレにスキはないぞ 本職は殺し屋だからな」
パカッとリボーンの持っていたバックが開き、素早く組み立てるリボーン。
「オレの本当の仕事は
お前をマフィアのボスにすることだ」
(…)
(はあ!?)
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