[前]夜空舞う、銀の蝶
2
「死体を見つからないように消して
殺し自体を無かったことにしてくれるんだぞ」
「いろんな意味でマズいよそれは!!」
「じゃあ、あとで風紀委員の人間よこすよ」
「委員会で殺しもみ消してんの〜〜〜!!?」
先輩の言葉に驚くツナ達。
私はそんな先輩を呼び止めた。
「先輩」
「何」
「あの、あれ…」
私がモレッティさんを指差せば、あぁ、と呟き
私の耳に口を寄せた。
「知ってるよ。見ればわかる」
そう言うと口を離し、またね、と降りていった。
ツナは先輩を止めようとしたが
隼人君がツナに声をかけた。
「10代目!!どいてください!!
あいつだけは、やり返さねーと気が済まねぇ!!」
いつの間にか出していたダイナマイトに火をつけ、果てろ!!と先輩に投げ付ける隼人君。
その選択は、間違いである。
「そう死に急ぐなよ」
(先輩はトンファーで)
(ダイナマイトをこちらへ戻した)
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