[前]夜空舞う、銀の蝶 3 …調べれば、あっさり出てきた 根津の学歴。 「…」 「ありがとうごさいました、先輩」 眉間に皺を寄せたままの先輩に別れを告げ、私はツナの元へ走った…─── ───校庭へ行けば、隼人君が、見つけたテストを根津に見せていた。 私は根津の背後に行き、肩をぽんっと叩いた。 「!?」 振り向いた根津に、資料を突き付けた。 「学歴詐称、実は5流大卒… 校長先生には伝えましたので♪」 私は満面の笑み(目笑ってないよ──!!)で先生を見た。 青褪めてて、面白かった。 ───「失礼しました」 校長室を出れば、ツナは安心した顔をしていた。 退学にならなくて良かった、的な事を言ったツナに対して隼人君は、心配してたんですか?と言った。 「そんなこと、このオレが命にかえてもさせませんよ!」 「同感。私も退学はしたくないしね」 「! 獄寺くん…蝶…」 それを見ていたリボーンは、 よかったな、たのもしい部下ができて と言った。 ツナはリボーンを見て、落ちこぼれ同士がつるんでたら京子ちゃんがひくだろ?とヒソヒソ話していた。 すると先を歩いていた隼人が、振り向いた。 「このガッコのテストって、ちょろいっスね」 獄寺は勉強ができた (ツナも見習え) (…100点…) [*前へ][次へ#] [戻る] |