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[前]夜空舞う、銀の蝶
3



「ライフセイバーの先輩だ」

「うい〜っス」

(この人達──!!?)
(がら悪ー…)


この先輩達は元並中ボクシング部だったらしい。
よく恭弥先輩に咬み殺されなかったな…

先輩達は近くに居た京子達に目をつけた。


「お、もしかして了平の妹ってコレ?」

(コレ…?)

「へ──なかなかオレ好みかもしんない」

「こ…こんにちは」


律儀に挨拶しなくても…、と思っていると肩に違和感。


「…あ?」

「んじゃ──女の子は一緒にあそん「…な」は?」




触んな、ゲスが




肩に触れた手を捻り上げる。


「可愛い可愛い京子を"コレ"呼ばわりする貴殿方と一緒に居るなんて
ヘドが出る
てか貴殿方が遊んだら仕事は誰にやらせるんです?やっぱりツナ達ですか?」



クスクス笑いながら(目が笑ってない!!)京子達を背後に男達から距離を取る。

この女[アマ]…!!と伸ばされた手が触れる前に隼人君と武君が私の前に立ちはだかった。


「まてよ
女に手を上げるなよ」

「後てめーらの仕事するスジはねぇぞ」

「「2人とも!」」

「そのとーりだセンパイ!こいつらをよんだのはあそばせるためで、ライフセイバーを手伝わせるためではない!」


了平先輩がそう言うも、先輩達に丸めこまれてしまった。






(真正直と言うか…)

(騙されやすいと言うか…)

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あきゅろす。
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