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[前]夜空舞う、銀の蝶
七夕



夕方。

夕食を取っている時、蝶は突然立ち上がった。



「今夜!!星を見に行こう!!」






今日は丁度七夕(昼はヒドい目にあった…)。

それを思い出した蝶は、天の川を見に行きたくなったらしい。


まぁ、そんな夜も悪くない。
そう思い皆にメールして、
蝶の言った並盛神社に集合となった。






「たまには良い事言うじゃねーか」

「なにげ失礼なんですケド」



そう悪態を付く隼人君もなんだか少し楽しそう。

ツナも武君も、京子にハルも楽しそうで。



本当に、良かった。





…なんでこんな事したの。


────だって、もう時間がないから。


もう。心から楽しめるのは、きっとこの夏が最後。


これからは、いや、もう脅威は迫ってる。逃げたくても、逃げられない。
絶対に逃げる事の出来ない、必然。


それが、ボンゴレの血を受け継いだ者の宿命[サダメ]。


だから、お願いします。

どうか、私の願いを聞いて下さい。


どうか────







(満天の星空に)

(願いを込めた)

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あきゅろす。
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