[前]夜空舞う、銀の蝶
4
敵さんは、私もマフィアのボス(候補)だって知ってるみたいだね。
夜蝶組はまだ継いでないけど、
継ぐ前に潰しておくって考えかな?
それとも、
誰かさんの仕業かな。
だったらなんとかしなさいよ。
「…リボーン」
ズガンッ
「…へ」
「呼んだか、蝶?」
「リ、リボーン!!」
パキィンと注射器が割れた。
正確には、リボーンが割ったのだが。
弾丸で私は撃たず注射器だけを正確に当てた。
流石、最強のヒットマン。
「えらかったな獄寺。だがツメが甘かったな」
がっくりと肩を落とす隼人君の頭を撫でる。
リボーンと言う言葉を聞いて、驚く敵さん達。
なんでも、敵の光学迷彩は子供だけには見えるようになっていたらしい。
しかもそれをしたのは、緑色のおしゃぶりを持つ虹の赤ん坊の一人、ヴェルデ。
裏切られたら困るから、そうしたのだろう。
敵さん達はがっくりと肩を落とした。
(が、)
(それで終わらなかった)
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!