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[前]夜空舞う、銀の蝶
2



「あららのら?どこのチビ助かしら?」

「ランボ!!」


ランボが部屋に入ってきた。
しかも隼人君に対して喧嘩腰。


ランボが拳を振り下ろせば、隼人君がランボを蹴り飛ばした。


この関係は変わらないみたいだ。



獄寺が上を見れば、敵は家の中まで入って来ていた。


「いつのまに!」

ばっと身構えるが、口に咥えたタバコを持ち上げると同時に取ってしまった武君。

隼人君は敵だと騒ぐが、ツナ達は聞く耳持たない。


そして、武君の一言で

自分が縮んでいる事に気付いた。

自分の状況を理解したのか、隼人君は一時的に気絶した。

獄寺が目を開いて真っ先に見たのは、注射をツナに向けた敵。
タバコは山本に没収されてしまった為、ライターを口に咥えてダイナマイトに着火した。


…だが、獄寺は忘れていた。

ダイナマイトは、マジックの道具でしかないという事に。



パァンッ


「クルックー」



「Σ
そーいやそーだった!!」

「あぶね───っ!」







(…それでも隼人君は)

(主張し続けた)

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