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[前]夜空舞う、銀の蝶
暗殺計画



「あいつら、10代目の命を狙ってやがるな。そーはさせねーぜ……」


このオレが!!!






隼人君の言う通り、電信柱には誰か居るみたいだ。

見る事は出来ないが、笑い声が聞こえてきた。


チビ隼人君はと言えば、自分が小さくなった事に
未だ気付いていなかった。


チビ隼人君が外で敵を倒してくると家から出ようとすれば、呼び鈴がなった。


「よおっ
宿題すすんでっか?」

「山本!」
「武君!」


「同じ班の連中がツナの班偵察してこいってさ」

(タイミングわるいよ──)

(偵察って言っていいのかな?
てか何故偵察?)

(Σ今ソレどーでも良いよ!!)



京子だけでも大変なのに武君が加わったら、最強の天然コンビ誕生だよ。

そんな武君は、チビ隼人君に対しても普段と変わらない対応だった(…ある意味凄い…)。


ツナが従兄弟と言えば、納得したみたいだ。


チビ隼人君を軽々と持ち上げた武君。

チビ隼人君はバタバタと暴れた。







(くそっ!!)

(なぜ届かねえ!!?)

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