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[前]夜空舞う、銀の蝶
2



リボーンの控室に向かえば、正装に着替えたリボーンが立っていた。


「馬子にも衣装ってやつだな!
つーか一言ぐらい言ってくれりゃーいいのに」


立っているリボーンに話しかけるツナ。

でも、なんかおかしい。
リボーンが、微動打にしない。

「…ツナ、なんかリボーンがおかし」

もげ───!!

「…は?」



…あらま。


リボーンの腕が取れてしまった。


いや…正確には…


「人、形…?」

「誰だ!?」

ドアの方から聞こえた声。

見てみれば、


「ディーノ兄!」

「何だ、蝶とツナか」

「何だじゃないよ
どうしたの、この人形」

「に…人形!?」


ディーノ兄にリボーン人形は突き出せば、苦笑いを浮かべた。


「どーせリボーンは逃げたんでしょう?」

「正解」


今朝 リボーンに祝いの電話をしたら

「結婚なんて知らねーぞ
昨日 昼寝から起きてからビアンキがヤケにキゲンよかったけどな」


といっていた。
おそらく昼寝中に

「結婚してください」


こうなったんだろう…







(ビアンキさん…)

(じゃあビアンキのかんちがい!!?)

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