[前]夜空舞う、銀の蝶 当選? 「やったわ!」 「?どうしたんですか、奈々さん」 「それがね! お茶のペットボトルの抽選プレゼント、一等当たったの! 今 ポストに!!」 「本当ですか!?」 「何当たったの!?」 「船に乗って島に行く旅!!」 それを聞いたツナはがっかり。 船酔いするから嫌、と言い出した。 でも今回の船は豪華客船。 殆ど揺れなんて感じないし、なにより設備が良い。 島も南国の楽園とやらで、嫌な事を全て洗い流してくれると言う。 その話を聞いて、ツナは行く気満々。 でも二人分しかチケットがなく奈々さんは子供達を置いて行くのが、心配らしい。 「それなら心配ないぞ」 「リボーン、ビアンキ!!」 二人は子供達の面倒を見てくれると言う。 それに私も面倒を見る、と言えば奈々さんは、ありがとう、と返してきた。 * 「それじゃ、行ってくるわね」 「達者でな」 「楽しんできて下さいね、奈々さん、ツナ」 (そう言って) (船は出航した) [次へ#] [戻る] |