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[前]夜空舞う、銀の蝶
3



「ボクシング部に入ってしまえば!!!」

「お兄さん!!」



あー…また面倒な方向に……



私は小さく溜め息をついた。


…て、あれ?

「あの…卒業したんじゃなかったんですか?」


ツナが私の疑問を変わりに投げ掛けた。

先輩は笑いだし、


「だがオレは本人も忘れるほどに2年だったのだ───!!!」

「忘れないでください!!!」
「アホかアンタは!!!」

先輩は今年も私達にボクシングを進めて来るらしい…(面倒…)

ロンシャンはやる気になっているし…

マングスタはそんな姿を見て、願いを叶えますと了平先輩に嘆き弾を撃った。


チ──ッ


「もうお先まっ暗コゲ…
過去もまっ暗コゲ…」


嘆き弾────!!?


…嘆き弾はちゃんと効くんだー…


「わかっている。ボクシングはまだまだマイナーなスポーツだ…
京子の奴などいまだにパンツ一丁でなべつかみを手につけて戦っていると思っている…」







(京子ちゃん────!!!)

(それたぶん京子だからだよ)

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あきゅろす。
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