[前]夜空舞う、銀の蝶
嘆き弾
「ふぁ〜〜〜あ」
「今日も授業半日だったねー」
「ずーっと授業半日だといいのに」
「そうもいかないでしょーが…」
苦笑いをしながらツナと歩いていると、掃除のおばちゃんみたいな人が私達を呼んだ。
用件は、内藤君に渡されたノートを渡せとの事。
……ん?内藤君…って……
「は───いはい
沢田ちゃ───ん!夜空ちゃ───ん!マコてぃ───ん!」
…このイラつく声とノリは…!!
「ローン、シャンシャンシャンシャン!!
どえす、こんちこんち」
「「内藤ロンシャン!!」」
おばちゃんはロンシャンを見て喜ぶ。
そして、ロンシャンはそのおばちゃんをこう紹介した。
「マイ彼女で───す!」
「ノオオオオ!!!」
「まさかの二股────!!?」
*
マコてぃんとやらが帰り、昨日の事を問いただせば別れたとかふざけた事を吐かした。
(昨日の今日って…)
(有り得ない…)
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