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[前]夜空舞う、銀の蝶
3


「後、蝶」

「何?」

「明日、ツナと遊んでこい」

「「え?/え゙!!?」」


リボーンの口から遊んでこい!?

その前に、蝶と遊ぶって……


「勿論二人でだぞ」


(マジでか────!!!)


二人っきりって、やっぱデ、デデデデート……だよな?


チラッと蝶を見る。
蝶も少し戸惑ってるみたいだ。

でも、嬉しそうでもある。


母さんは、良いじゃない行ってきなさいよ、と大喜び。


「……蝶」

「?」



行こうか、遊びに。






九代目に言われた。

蝶を楽しませてくれと。

彼女には、癒しが必要とも言っていたな。


だからツナに頼んだ。

俺より幼馴染みの方が安心出来るだろうし…


…本当は俺が行きたいがしょうがない。


今回はツナに譲る事にする。


ツナは気付いてないかもしれねーが、たぶんツナは………────





────12月25日。


今日はクリスマス。

街には沢山のカップルが集まる季節。






(その中に)

(二人はいた)

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