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[前]夜空舞う、銀の蝶
3



コロコロと小さな雪玉を大きくしていく。


「何してんだ?」

「んー?雪だるま作ってんだー…」


コロコロ。コロコロ。と雪玉を大きくして、リボーンぐらいまで大きくする。

それを二つ作って、一つを上に乗せた。


「完成!」

「地味だな」

「うるさい」


確かに味気無い。雪玉乗せただけだからね。

…お、あんなトコにバケツあるよ。

ちょっと借りていいかな?良いよね!


バケツを(勝手に)借りて雪だるまに乗せようとすれば…


バダ────ン


「………崩れた」


雪だるまは無惨に消え去った。


雪だるまをもう一度作ろうとすれば、私に影が重なっていた。


「ん……?」


…………げ。


その時、運悪くレオンTURBOを追いかけたツナがこっちに向かっていた。

ツナは私の目の前で派手にすっ転んだ。


「いでで〜〜〜〜〜っ」

「ちょっ…大丈夫?」



ぱしっ。


「何これ?
あと そのデカいカメ」


「ヒバリさん!!」







(そう)

(影の正体は恭弥先輩)

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