[前]夜空舞う、銀の蝶
6
はい、と赤と青の袋を渡す。
「味は…たぶん美味しいよ」
と言えば、保証のないやつ渡すんじゃねぇ!!と隼人君にツッコまれた。
「まぁ、二人が貰ってくれて良かった良かった」
「ん?どうしてだ?」
「だって二人共、モテモテじゃん?武君はいっぱい貰ってるから食べるの大変かな〜ってさ。しかも隼人君は受け取らなさそうだし」
と言えば二人は
蝶からのは貰う
と言ってくれた(なんて優しいんだろう…)。
「ありがとう。嬉しいよ」
じゃあまたね、と私は二人と別れた。
(あんだけ言って気付かなねぇとか…)
(鈍感なのな)
(お前が言うか?)
*
ツナ宅到着。
ツナの部屋まで行けば、ツナは留守のようだった。
変わりにあったのは、血溜まり。
「あれ?フゥ太、ツナは?」
「ツナ兄なら大人ランボを連れてビアンキ姉と外に行ったよ」
……あぁ、納得。
じゃあすぐ帰ってくるね、と部屋で待つ事きした。
「あ、そうだ…」
奈々さんにも渡さないと。
(いつもの)
(お礼)
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