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[前]夜空舞う、銀の蝶
2



「てかさツナ」

「何?」

「そんな事言ってらんないよ」


ほれ、外
と窓の外を指差す。
その先にいるのは…


「本当だ!!おっかないのうろついてる────!!」



…マフィア達。


どーしよー、と慌てるフゥ太の頭を撫でる。


「蝶姉?」

「大丈夫。私が守ってあげる」

「でもっ…やつらトッドファミリーはマフィアの中でも狂暴性7位だよ?」

無理だよ、と言ってくるフゥ太の目線に合わせる。


「私は助けを必要としてる人を見捨てる程冷血じゃないし
それに…助けてほしいんでしょ?」


と言えば、ありがとう、と抱き付いてきた。

小さなフゥ太を抱き締めて頭を撫でてから、ツナ達と裏口に回った。


裏口から出ようとすれば、驚かしに出てきたランボ達に驚いて声をあげてしまった。


表の奴等も声に気付いたらしく、追ってきた。






「あー…はぐれちゃったね、これ」

「うん…」


逃げ切ったは良いが、ツナと離れてしまった。



「ツナ…捕まってないと良いけど…」







(嫌な予感するし…探しに行こうか。ね、フゥ太)

(うん!)

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