[前]夜空舞う、銀の蝶
フゥ太
ボーッと応接室から校庭を見ていた。
ツナがいつも通りミスをする。
でも、違う事があった。
「………あれ?」
黒服の連中が、小さな子供を追いかけていったのだった。
*
家に帰ってツナの家に行けば…
「おかえり蝶姉」
「………あ、外で追いかけられてた…」
「フゥ太だよ。よろしくね」
フゥ太はにっこりと笑い、挨拶してきた。
フゥ太……フゥ太……フゥ…太……
……あ。
「もしかして…
ランキングフゥ太?」
そう問えば、そうだよ〜、とランキングブックを見せた。
その時、ツナが私の肩を叩いた。
「何、ツナ」
あのさ…、と耳元で話す。
フゥ太には内緒らしい。
「蝶も見たんだろ?あの黒服」
「うん」
「あれ、マフィアらしくて…さっきそれでかくまってほしいって言われたんだ」
かくまってあげれば良いじゃん、と言えば、そう言う問題じゃねー!!と返された。
「じゃあどう言う問題?」
「だって相手はマフィアだよ!?危ないじゃん!」
(ツナさんや)
(アンタも、マフィアだよ)
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