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[前]夜空舞う、銀の蝶
5



倒れているのはヤクザ達で
二人はピンピンしていた。


その様子を見たツナは安心したらし、同時に誇らしくて少し笑みを零した。

そんな時、



何してくれてんだ?
ガキどもが…



そう言って入って来たのは
さっきの奴等より強そうな奴等。

どうやらさっきの奴等は下っ端だったらしい。

獄寺が喧嘩を売ろうとすれば、ディーノが止めて交渉に入った。


だが、質の悪い奴等にそんなのが通用するわけもなく
ディーノは、力ずくで帰るしかねーよな、と鞭を振るってしまった。


「うがっ!!」
「わ!!」
「だっ!!」

「よっと」



上から隼人君、武君、ディーノ兄、私。
私以外の三人に鞭が当たった。

私は勿論、前回と同じ方法で回避した。

「…ディーノ兄、なんでロマーリオさん達連れてこなかったの…」


呟きは空しく消え、
崩れ落ちた三人を見てヤクザ達は爆笑。
全員で向かって来た。


「…誰に喧嘩売ってんのか、わかってるんかねぇ…
オジサン」







(そりゃ勿論
ボンゴレ]世と)

(夜蝶組、次期組長様よ)

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