[前]夜空舞う、銀の蝶
4
しゅるしゅるとツナの縄を解く。
縄を解かれたツナの第一声はディーノ兄への苦情だった。
ツナは二人の心配をしたが、ディーノ兄は桃巨会なんて架空だと言ったが
………そんな事ないのだ。
「ツナ、ディーノ兄」
「何?」
「どうしたんだ、蝶」
「桃巨会、本当にあるよ」
「「え」」
「なんだって──!!
じゃあ あの二人本当にヤクザにのりこんでっちゃったの─────!!?」
「ああ、そうだぞ」
「何考えてんだリボーン!!」
その話を聞けばディーノ兄もツナも焦る焦る。
二人に何かあったらどうすんだ、とツナが言えば
リボーンはスー…と顔を逸し、寝た。
「……しゃーねー、行くぞツナ、蝶」
「え?行くって…!?」
「私も行くの…」
ディーノ兄はツナと私の腕を掴んで連れて行った。
(ヤクザのアジト行きたくない〜〜!!!)
(ツナ、アンタの腕掴んでんのヤクザだから)
*
桃巨会到着。
部屋の前には武君のカバンが落ちていた。
ドアを開けて中を見れば
(ボコボコにされた)
(…ヤクザ達)
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!