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[前]夜空舞う、銀の蝶
バイト



「剛さん!私を働かせて下さい!」


「嬢ちゃん〜土下座は止めてくれよ〜」



私は小3になり、流石に風呂と寝る時だけは自分の家でするようになった(家近いから、移動は窓から窓へ)。


小学校の色々なお金問題や食費などのその他諸々を
九代目に支払ってもらってる。



…凄く悪い。


九代目は良いんだよって言ってくれるけど、私の気が済まない。

修行とかもやってもらってるのに…
なんにも出来ないのは、嫌だ。


だから、バイトを始めようと思う。
小3でバイトなんて出来るわけない…
けど、やるしかない!


…って事で、竹寿司のドアの前で土下座中。



営業妨害?関係ないね。


「嬢ちゃん〜」

「働かせてくれるまで、動きません」


剛さんは凄く困った顔をする。
頭を抱え込んで、どうすれば退くかを考えているのだろう。

(すみません、剛さん)

私は

退きません。つか、退けないです。

「嬢ちゃん…退「きません」」

その時、


ガラッ


…頑固対決中に帰って来たのは、




「ただいまー…って、あれ?」





あの、野球少年だった。







(山本…)

(武、君?)

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あきゅろす。
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