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[前]夜空舞う、銀の蝶
3



武君の前でマフィアの話なんてあれかな…

とか考えたけど
必要なかった。

だって、変な会社名だな、って言ってるもの(天然ってレベルじゃない)。

ディーノ兄はツナのおじさんと勘違いしている。



そんな話をしている時、ギャギャッと変な音をあげた車が私達の横で止まった。

中から縄が出てきてツナが連れていかれてしまった。


ツナ!!/10代目!!/ツナ!!?



リボーンが現れ、あの車は桃巨会のもの、っと言った。


………あれ…


隼人君と武君はダッと走り出したけど
私はリボーンを見た。


「お、蝶。お前が一番心配すると思ってたぞ」

「…リボーン。私も夜蝶組って立派なモン背負ってんの。桃巨会の車じゃない事ぐらいお見通しよ」


さすが、とリボーンが珍しく褒める。


そして、キッと車が止まり
中からディーノ兄が出てきた。

「あいつらの頭にはツナを助けることしかねぇ。冷静とは言えねーが信頼は出来る
蝶は冷静に判断出来るからそれでカバーだな」







(…冷静ってか)

(…うーん?)

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