[前]夜空舞う、銀の蝶
ファミリー
家を出ると
黒服の奴等が鼻歌を歌いながら銃を磨いていた。
あ、蝶さん!とキャバッローネファミリーの皆様が私に気付く。
…てかさ、
「ここは日本。イタリアじゃないんだ
こんな道端に大勢で、しかも銃なんて出すな。カタギに怖がられるだろ」
「…あ」
…あ、って
今気付いたのかよ!!!
そんなやりとりをしている内にツナが家から出てきた。
「おはようツナ」
「ボンジョルノ、ボンゴレ10代目」
ツナはロマーリオさんを見て強張る。
…まあ、こんな黒服軍団見たらそうなるわな。
ガチャッ
「あ…おはようディーノ兄」
「はよ…
…ってなんだおまえら。むかえなんて頼んでねーぞ」
ディーノ兄がそう言えば、部下の人達は皆して、散歩したらここに来た、と言った。
この様子で、ディーノ兄がどれだけファミリーに愛されているかわかる。
そしてもう一人…
「おはよーございます、10代目!!
…と蝶」
隼人君の登場に驚くツナ。
だけど、驚くのはまだ早い。
(隼人君は、ディーノ兄の部下と)
(同じ事を言ったのだ)
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