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[前]夜空舞う、銀の蝶
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「ほれみろ。運動音痴じゃねーか」

「え…」

「これ運動音痴じゃなくね?」


そんなこんなで風呂場に行けば、巨大な生物が風呂を食べていた。

その生物…
スポンジスッポン、エンツィオ。

小さい頃、外で一緒に遊んだ時雨が降ってきて大変だったんだよな…

そんな事をしみじみ考えているとイーピンが餃子拳を繰り出した。

が、効かない。カメは長い間息を止められるからだ。


そこでディーノはかっこよくキメて
鞭を振るおうとした。


「静まれエンツィオ!!」

「ダメっディーノ兄!!」


ビュッと振るわれた鞭はツナの顔へ。

が、ソレはツナに当たらなかった。


「ちょっとー…
止めてよ、ウチのボスに手ぇ出すの」


「蝶っ」

「スマン!すっぽ抜けたっ」


ツナの前に立ち、長棒で鞭を弾いたから良いが
何もしなかったら当たってたぞ、ツナに。


昔から変わらないディーノ兄。

…まあ、エンツィオも変わってなかったが。


だって未だにガツガツ破壊活動してるもん。
それを止めようとまたディーノ兄が鞭を振るう。

「やめねえかエンツィオ!!」

「アンタがやめろよ!!」







(あーあ!もう)

(私、フォロームリ!!)

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あきゅろす。
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