[前]夜空舞う、銀の蝶
3
「そーいやツナ
お前 ファミリーはできたのか?」
「ちょっ…ディーノ兄…」
「今んとこ
蝶と獄寺と山本。あと候補がヒバリと笹川了平と…」
「アンタも何答えてんの」
「しかも友達と先輩だから、それ!!」
一通りツッコんだ後、ツナは疑問をディーノに向けた。
ツナはディーノからボンゴレの偉さを聞き、驚き、沈んだ。
その時、奈々と蝶がディーノに声をかける。
「あらあらこぼしちゃって…」
「うわっ」
「ほら、これで拭きなよ」
「あ…ああ。わりーな、蝶」
「いやいや、いつもの事ですから」
「いつもじゃねぇよ!!」
そう。彼…ディーノは究極のボス体質だったのだ。
それを説明されて驚くツナに、そんな訳ない、と嘘を言う。
…嘘をついても事実は変わらんよ、ディーノ兄。
そして、お風呂をために行った奈々さんの悲鳴が聞こえた。
皆で風呂場に向かおうと立ち上がると
ディーノ兄は、どだ───ん、と派手に転んだ。
(しかも、自分で自分の足を踏むという)
(とっても器用な事をして)
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