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[前]夜空舞う、銀の蝶
キャバッローネ



「学校終わった終わった〜」

「ツナって学校終わると生き生きするよねー」

「そりゃそーでしょ」


と、他愛のない会話をしながら家路につく。

ツナの家の前(私の家の前にまで)にはスーツを着た男達で群がっていた。

うわ。あんなの恭弥先輩が見たら…

゙咬み殺ずとか言い出して手がつけられなくなるよ。


ツナもその異様な光景に大声を出した。


ツナが声をかけて名前を出せば辺りがざわついた。

ツナはそのまま家に入っていく。

私は沢田家の人間じゃないから、入れてもらえない。


………しょーがないなぁ。


「…沢田綱吉の護衛兼守護者、夜空蝶。あなた方のボス、ディーノとは知り合いです」



そう言えば、ああ、と声をあげた。
一応キャバッローネファミリーとは面識があったのでわかってもらえた。





トントンと階段を上がればツナが座り込んで、ロマーリオさん達が笑っていた。


「…何してんすか」

「「蝶!!」」


バッとディーノ兄が立ち上がる。


「日本へようこそ、ディーノ兄」

「会いたかったぜ蝶!!」







(えっえ!!?)

(二人は知り合いなの───!!)

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あきゅろす。
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