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[前]夜空舞う、銀の蝶
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「ふー…
ギリギリセーフ…てか?」

「蝶!」


蝶が受け止めたおかげで一つ割れなくてすんだ。
だが、獄寺は手がすべったとまた洗い始めた。


「そりゃっ」

「またっ!!?」



バッと食器を受け止める。


(うわっ…
これ、剛さんのお気に入りだぁ…危なッ)


たぶん3万円ぐらいする皿だった筈。
そんな事をしたら借金は10万に増えていたところだ。

ツナは隼人君に、じっとしてて!と言った。





後少しで皿洗いが終わる。
皿洗いが終わっても借金が無くなるわけではないが、少なくはなる筈だ。


そんな時、後ろから隼人君の声と共にくちゃくちゃと音がした。

後ろを見れば…


つまみまくり───!!

何食ってんの───!!



隼人君(とその他諸々…)が、マグロを食べていた。


…彼は天然なのかもしれない。







(借金が)

(増えました)

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あきゅろす。
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