[前]夜空舞う、銀の蝶
4
「さすが師匠!!オレも同じ意見です
向かってくる奴は全て倒す!」
(あんたたちだけでやってくれ──!!!)
*
「僕がやるよ」
先輩と私は校庭に出てきていた。
今、丁度連合組の総大将決めをしていた。
先輩は総大将になると言い、制服のまま棒へ上がっていった。
「…先輩…」
───棒倒し開始。
ツナは棒の上で驚いていた。
数の違いもそうだが、相手チームの総大将が、あの、雲雀。
勝てるわけがない。
ハル、京子の声援を受け
棒倒しは開始された。
物凄い勢いでA組が押されている。
いつの間にかツナの足下にまで敵がきていた。
敵がツナの足首を掴む。
「うわあ
落ちる!!
やめて!はなしっ」
ドッ
「!!?」
足首を掴んでいた手が離れた。
理由は、その手首に小石が当たったから。
その小石の飛んで来た方向を見れば…
(あ…)
(蝶!!)
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