[前]夜空舞う、銀の蝶 3 「行くよ、悠嘉」 「えっ…ちょっと!先輩!?」 先輩は私の手を握り締め、歩き始めた。 …手、冷たい。 先輩の手はひんやりと言うより本当に冷たいといった方が合っていた。 私はその手を握り返した。 少しでも、温かくなりますように。 * 一方ツナ達はというと 『各代表の話し合いにより、今年の棒倒しは A組対B・C合同チームとします!』 「なっ 2対1!?」 「よっしゃ! B・C連合!!」 敵チームは、A組総大将をぶち落とせー!!と結託している。 ツナは生きていられるのか、と叫んだ。 とぼとぼと帰ってくる了平に 話し合いは多数決で押し切られたと 考えたA組だったが、それは間違いだった。 「オレが提案して押し通してやったわ!!」 (なぜだー!!!!) その時、棒からスルスルとパオパオ老師(リボーン)が降りて来た。 (一回で全部の敵を倒した方が) (てっとり早いからに決まってんだろ) [*前へ][次へ#] [戻る] |