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[前]夜空舞う、銀の蝶
2



ツナを応援したが、やっぱりツナはビリだった。


ツナを見ていたら隼人君が何か言っているみたいだった。

そこに了平先輩乱入。
二人は喧嘩し始めた。


「あーあ…」

「お兄ちゃん…」

「しょーもな…」


あの光景を見て
私は呆れた。

んじゃ行くね、と京子と花に別れを告げ
応接室に向かった。





「…」

「…」



只今風紀委員見回り中。

相手は勿論、
恭弥先輩。


「…あの、先輩」

「何」

「なんで、校舎内の見回り?」



校舎の中はもぬけの殻。
ほぼ誰もいない中、見回りなんて必要なのだろうか。


…てか正直に言います。


先輩の隣にいると
落ち着きません。



先輩は、当たり前でしょ?と言う顔でこちらを見てくる。

まぁ、並中第一だからね
先輩は。


─…見回りが終われば
外が騒がしくなっていた。

時計を見れば…

「…あぁ」

「悠嘉?」

「先輩、棒倒しですよ」







(…棒倒し)

(あの、先輩?)

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あきゅろす。
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