[前]夜空舞う、銀の蝶
5
「お兄さん!」
「ツナ…!!」
私が女だからムリだ、と言ってくれる。
ツナなら言ってくれる…
そう、信じてたのに………
…ん、いやね。言ったは言ったよ?
だけど…
…可愛い顔して毒舌よ、あの子。
だって…
「蝶は男勝りな処あるけど女の子ですよ!?」
「…え」
しかも、隼人君乱入。
「十代目のおっしゃる通りだ。
蝶は男より男らしい処はあるが、一応女だ」
…隼人君
一応、って凄い強調してなかった?
てかなんで皆、そーだそーだ!なんて一致団結してんの?
………皆………
………ひでぇ!!!
*
結局、
棒倒しの大将はツナに決まった。
何故かって?
勿論、私が丁重にお断り(大暴れ)したからである。
その後私は武君に泣き付いたのでした。
(皆…)
(私をなんだと思ってるんだ!)
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