[前]夜空舞う、銀の蝶
最凶?
私はツナの前に出た。
「…先輩。もう、止めて下さい」
震える手を足を体全てを必死に押さえ付けて、声を出す。
「…蝶」
ツナのいる前。
私の事を゙蝶゙と呼ぶ。先輩はそういう所は気にしているらしい。
「君、群れるなんて良い度胸してるね」
「…えぇ」
「そこの彼を倒したら、君にも罰を与えよう。重い罰をね」
「冗談。勘弁して下さい」
正直、苦笑いしかできない。
私は畳んでおいた棒を伸ばし、死ぬ気丸を飲み込んだ。
「ツナは、私が守ります」
先輩は口に弧を描き、トンファーを振った。
キィンッ
(どうしよう!蝶がなんとかしてくれてるけど…
蝶も危ないよ…!!)
ツナは蝶と雲雀の交戦を見ながら頭を抱えた。
ふと外を見れば、リボーンが銃を構えて降りて来ていた。
「死ね」
とリボーンはツナに向かって発砲した。
「!ツナ!?」
(ツナは倒れ)
(死ぬ気になって
出てきた)
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