[前]夜空舞う、銀の蝶 2 ガチャ…とドアが開いた。 そこには、私の良く知る人物達がいた。 「た、武く…」 「君 誰?」 あぁぁぁあ!!遮らないで下さい!今説明しますからぁぁあ!!! …私は、運が悪いのでしょうか。 こんな場面に いてほしくない人物が顔を出した。 隼人君が、恭弥先輩に 喧嘩を売ってしまいました。 タバコを吸っていた隼人君を注意したが、それに怒った(軽く逆ギレ?)隼人君が前に出たところ 消せ、と恭弥先輩がタバコの先端を取ったのです。 何でしたかって? …恭弥先輩愛用の 仕込みトンファーです。 「僕は弱くて群れる草食動物が嫌いだ。視界に入ると 咬み殺したくなる」 二人は先輩の 本物の殺気を感じてくれたが、それに気付かない人が 一人、いた。 「へー はじめて入るよ、応接室なんて」 …そう、ツナだ。 ツナは二人の横をするっと抜けて 入ってきてしまった。 (…どうしよう) (ピンチ、です) [*前へ][次へ#] [戻る] |