[前]夜空舞う、銀の蝶
4
「昨夜 頭がぐるぐるしちゃって眠れなかったハルですよ」
寝不足だとそーゆーかっこうしちゃうわけ!!?とツナがツッコめば
ハルは違うと否定し、それじゃ私おバカですよ、と言った。
(…え?
ハルはおバカでしょ?)
そんな失礼な考えは心の中にしまっておく。
「リボーンちゃんが本物の殺し屋なら
本物のマフィアのボスになるツナさんは、とーってもストロングだと思うわけです」
「な?」
「ツナさんが強かったらリボーンちゃんの言ったことも信じますし、リボーンちゃんの生き方に文句は言いません」
グッとヘルメットをかぶったハルは、お手あわせ願います!と持っていたホッケーの棒をツナに向かって振り下ろした。
「げっ!!ツナ大丈夫!?」
「な、んとか…っわ!」
棒をブンブン振ってくるハル。
私はツナの安否を避ける合間をぬって確認した。
そして、運の悪い事に
…見てしまったのです。
彼、忠犬君は
主人が襲われているところを。
(ぁ…)
(面倒い事になりそう…)
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!