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[前]夜空舞う、銀の蝶
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「昨夜 頭がぐるぐるしちゃって眠れなかったハルですよ」


寝不足だとそーゆーかっこうしちゃうわけ!!?とツナがツッコめば
ハルは違うと否定し、それじゃ私おバカですよ、と言った。

(…え?

ハルはおバカでしょ?)


そんな失礼な考えは心の中にしまっておく。


「リボーンちゃんが本物の殺し屋なら
本物のマフィアのボスになるツナさんは、とーってもストロングだと思うわけです」

な?

「ツナさんが強かったらリボーンちゃんの言ったことも信じますし、リボーンちゃんの生き方に文句は言いません」


グッとヘルメットをかぶったハルは、お手あわせ願います!と持っていたホッケーの棒をツナに向かって振り下ろした。

「げっ!!ツナ大丈夫!?」

「な、んとか…っわ!」


棒をブンブン振ってくるハル。
私はツナの安否を避ける合間をぬって確認した。


そして、運の悪い事に

…見てしまったのです。

彼、忠犬君は

主人が襲われているところを。







(ぁ…)

(面倒い事になりそう…)

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あきゅろす。
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