[前]夜空舞う、銀の蝶
6
「10年バズーカはボスに使っちゃダメだって言われてるんだもん
ラ…ランボが撃つわけないじゃん」
(この子ウソつきだ──っ)
(使っちゃダメなら使うなよ!)
ランボは、寝るからあっちいってて、と言ってゴロンと寝転がってしまった。
その時、ツナは何か思いついたらしい。
窓の外を見て、いたっ、と言った。
(いたって何が…
………まさか)
私達は階段を降り、リビングの窓を開けた。
庭にいたのは
案の定、リボーン(水着Ver.)。
「リボーン、頼みがあるんだ」
ツナはリボーンに、軽くランボをどつくよう頼んだが
リボーンは、格下は相手にしねーんだ、とサングラスをかけて言った。
…そして、ツナが頼まなくても
ご本人は登場してくれた。
「ガハハハハ
そー言ってられるのも今のうちだぞリボーン
ランボさんは この二階から勇気を出して 飛びおりちゃうもんね」
ランボの登場にツナはラッキーと呟いた。
でも、私は気が気じゃない。
5歳児が屋根から飛び下りるなんて、何が起こるかわからない。
「ランボ!やめっ…」
私の制止も空しく、
「死ねリボーンッ」
(ランボは)
(飛び下りた)
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