[前]夜空舞う、銀の蝶 2 「お待たせしました。あさり[ボンゴレ]ピザでーす」 「きっ 君はさっきの!!」 「!ツナ知ってるの!?」 ツナがビアンキさんを知っているのには驚いた。 が、今は驚いている暇などなかった。 カパッとガスマスクを装着したビアンキさんは、めしあがれ!とピザの入っていると思われる箱を開けた。 箱が開けば、ブシュウウゥと毒ガスが出てきた。 「!吸っちゃダメ!!」 咄嗟にツナの口を押さえる。 でも…自分の口を押さえる事は出来なかった。 (苦しっ…) ズキュウウウゥ …ドサッと落ちるピザ。その上に烏が約3羽落ちた。 「かはっ…ハァ…」 「蝶!大丈夫!?」 「ん…だい、じょーぶ…」 ツナは私の背中を擦ってくれた。 …表情を曇らせて。 そして 私はビアンキさんとリボーンを見た。 ビアンキさんは、泣いていた。 「ビアンキさん…」 名前を呼べば、私の方を見て 目を見開いた。 (蝶…蝶なの!?) (…えぇ、お久し振りですビアンキさん) [*前へ][次へ#] [戻る] |