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「オレを変にしたのはお前だろ、手塚」

「オレが?何もした覚えは無いが・・・」


手塚は今までの事を回想していったが、跡部の脳をいじったりした記憶は全く無い。



「お前とのあの熱い試合以来、お前以外の奴の事なんて考えられなくなってな」

「部員達の事はちゃんと考えてやれ」


同じ部長としての立場上、部長が部員の事を考えないなんてあってはならい
これが超真面目な手塚の考えだ。



「じゃあ、考える代わりにオレとデートしろ」

「・・・却下だ。代わりなど必要無いだろ」

手塚は跡部の提案をスッパリ切り捨てた。


「ならデートはしなくていいから、オレ様の家に一晩泊まれ」

「断る」

「何でだ!」


跡部の悪化した提案を、再び俊足で断ち切った。



「じゃあ、俺様の家に住め。そして氷帝に転校しろ」

「無理だ」


「無理じゃねぇよ。俺様に任せておけ」

「・・・・・」

否定の言葉を重ねる度に跡部の提案は何故かハードになっていき、手塚は口を開くのがだんだん嫌になってきた。



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