Page.9 「ホンマ、警察呼ぶで。それか大声で叫ぶ」 『不審者ちゃうって!部活に忍足ケンヤっておるやろ?オレはそいつの従兄弟や』 「ケンヤさんの…?」 財前は疑いの目で見た。 『嘘やないで。オレは忍足侑士っちゅうんや』 「…ふ〜ん…」 『せやから、不審者やないんやで。分かったやろ?』 「…ケンヤさんの従兄弟だから何なんや?不審者に変わりないやろ」 財前は相変わらず侑士を不審者扱い。 このままじゃ、警察呼ばれるんもホンマ時間の問題やな… ここは、人が呼べんような状況にしたるか… 「…ッ!//」 首筋に強く吸い付くと、財前の体が小さくピクっと動く。 「な…!//ほ、ホンマに警察呼ぶでッ…ぅ…!」 [←Back][Next→] [戻る] |